-神なる山へ- 浅間山開き
- 2011.05.13
- 浅間山
浅間山(5月8日/晴れ)
今回の登山行程
7:50(浅間山荘前-浅間山開き神事) → 8:15(山荘前出発) → 8:45(一の鳥居) → 9:05(二の鳥居) →
9:55(火山館) → おにぎり休憩 → 11:25(前掛山分岐/避難シェルター) → 11:50(前掛山山頂) →
13:20(火山館) → 昼食 → 14:20(不動の滝) → 14:35(一の鳥居) → 14:50(ゴール/浅間山荘)
現在、登山を題材にした映画『岳-ガク-』が全国公開され山ライフがより一層注目されています。そんな中、地元浅間山では先日山開きが行われました。聖火を囲い、白装束に身を包んだ行者さんから安全祈願を受け、今年は700人以上の人が浅間山を歩きました。今年も香しいお神酒と山開き記念絵馬が配られました(右画像)。
浅間山的に珍しい光景!浅間山のカモシカの数より人の数の方が多そう。
今年の山開きは去年と比べ100人ほど多かったそうです。狭い山路では若干渋滞気味な箇所もあったり、前の登山者のペースに合わせる必要があったりで、今回は通常よりゆっくり目のペースでトレッキングを楽しみます。
ちなみに、次の日は月曜日即ち出社日ということもあり、疲れを次の日に残さないためにシナノ登山部(名称暫定)メンバーは全員ダブルストックを装備。
湯の平の森林部には残雪が見られましたが、前掛山分岐へ続く坂には雪がなく安心しました。ただこの日はかなり風が強く、ストックなどでバランスを取りながら登りました。
前掛山分岐にいつもより遅めの到着。せっかくなので『岳』ごっこをして遊びました(左写真)。
そんな感じの小休憩をはさんだ後、前掛山山頂に到着。今年も去年と同じアングルで前掛山から浅間山火口を向いてパシャリ。あまりにも風が強いので、絵馬の飾り紐がビチビチ揺れています(右写真)。
出発地点の浅間山荘では毎年、小諸市観光協会から豚汁が無料で振る舞われます。豚汁はなくなり次第終了で、ちなみに私はこの日豚汁を手にした最後の人間でした。ありがとう、嗚呼ありがとう、浅間山。
本年の浅間山の平穏と今年の登山の安全を祈りながら、美味しく豚汁をいただきました。今年も楽しい登山ライフをすごせそうです。
水ノ塔、篭ノ登登山(5月2日)
今回の登山行程
高峰温泉前スタート8:10 → 水ノ塔9:00 → 東篭ノ登10:00 → 西篭ノ登10:30 → 池の平11:50 →
昼食—-高峰湯の丸林道12:30——高峰温泉前ゴール13:10(全行程5時間)
浅間山開きの行われる前にちょっと足慣らしと言う訳で、今回は烏帽子火山群の一角、水ノ塔、篭ノ登を登ってきました。
林の中は残雪で埋まっています。取り敢えずアイゼン無しで歩けますが、足をとられてとにかく歩きづらい・・・
遠くに見えるのはアサマ2000スキー場。すこし霞がかっていますが、これは春霞ではなく黄砂のせい。スキー場の営業はすでに終了しています。
水ノ塔をへて、通称七千尺尾根を気持ちよく歩きます。左斜面は赤ゾレと呼ばれる火山礫地帯です。
ちょっと気がついたんですが・・・、標識は「篭の塔」になっていますが、字が違っていますね。本当は「篭の登」なんですよね。ちなみに「水の塔」はこの通りで正解です。(国土地理院の地図でご確認ください。)
残雪が多いせいか、連休中だというのに出会った登山客は3組だけでした。
愛犬家の方には申し訳ありませんが、やっぱりお犬様にはご遠慮願いたいですね。(ちなみに私も愛犬家ですが、山で犬を連れた登山客に遭遇すると、とたんに気分が滅入ってしまいます (*-*)
復路は湯の丸高峰林道ウォーキングです。時々車が通るので注意して歩きましょう。
ここでちょっと火山の勉強。林道からみた赤ゾレの斜面です。水ノ塔はおおよそ40~20万年前の火山ですが、風化が進んだり、地殻変動で噴火口などの地形は良くわかっていません。でも火山であった証拠が赤ゾレの斜面にみえる縞模様です。黒い溶岩と赤い火山砕屑物が見事に層になっており、この山がかつて成層火山であったことを物語っています。
強固なロック・ラクラク操作!ファストロック!!
登山中にストックをしまいたいときがあります。例えば、浅間山火山館では登山者に道中にある薪を運ぶよう協力を求めています。こんな時のストックの収納は、簡単且つ素早くやりたいものです。
そこでこの度SINANOより「ファストロック」を搭載したストックが新登場しました。写真のストックに移っている白い部分が新システムです。これにより伸縮操作が素早く簡単にできるので、使用時・収納時に大変便利です。また、強固にロックされるので安心してご使用いただけます。
ファストロック紹介ページはコチラ
紹介ページにファストロック搭載モデルの詳細があります。是非ご覧下さい!
編集後記
浅間山や水ノ塔・篭ノ登は中央地溝帯/フォッサマグナ(wikipedia)地帯に含まれ、地球の地質の歴史や胎動を垣間見ることができます。実際、浅間山では今も尚火山活動が行われています。
5月8日の浅間山開き時は噴火警戒レベルが「1(平常)」まで引き下がっていました。レベル1の場合は前掛山までの登山が可能となります。ただし、自己責任の名目上、浅間山火口まで登る方も実はいます。決して推奨はしませんが、火口から自然のダイナミズムや畏敬の念を学ぶのも大事なのかもしれません。
私が前掛山に登っているときに何だか身内メンバーっぽい人たちが火口方面へ登ってるように見えましたが、気のせいでしょう。
さて、近々サントレース通信にコメント機能をつけます。登山記の感想、またみなさんの山での体験談などお寄せください。それではまた次の更新まで!
-
前の記事
湯の丸烏帽子スノートレッキング 2011.02.08
-
次の記事
湯の丸高原では可憐な花々がお出迎え・・・ 2011.06.09
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。