紅葉二山、御嶽山と谷川岳
秋も深まって山々の紅葉も今が盛り。今回は木曽御嶽山と谷川岳のご紹介。
9月30日 木曽御嶽山(標高3067m)
前日に八合目「女人堂」に1泊し、早朝4時30分、御嶽山山頂を目指します。(御嶽山は信仰の山、かつて女性はこれより先に立入できず、この八合目でお参りを済ませたんだそうで・・・女人堂の云われです)
辺り一面ガスに覆われた暗闇のなか、ヘッドランプの明りを頼りに登山開始。
辺りがボンヤリと見え始めた6時前、9合目の登山小屋に到着。ここで一息入れ、あとわずか。
登り始めて約2時間半。山頂に到着。あいにくの天気ですが、時折雲の合間から南アルプスや富士山が顔を出しています。天と地の間から、厳かにご降臨という雰囲気。さすが霊峰御嶽山と言うべきか!?
山頂の景色を堪能したあとは、色づき始めた紅葉を眺めながら、ゆっくりと下山開始です。
女人堂まで戻ると、この日一番の青空が覗きましたが、この後徐々に天気は崩れ帰りの車中は台風直撃の大荒れとなってしまいました。
御嶽山のガイド兼ゴウリキさん
ガイドさんの杖。この辺が登山ステッキの原点かも・・・
ここぞといった時に目いっぱい力が出せるのだそう。(体力があってこその使い方です。)
まさしく一本立ててます。(写真右)杖をあてがい休憩中。《一本立てる》—-山用語で休憩中のことだそうです。
10月6日谷川岳(オキノ耳、標高1977m)
天気予報は午前中晴れ、午後曇り。総じて良い天気。と言うことで、期待して出発です。
朝6時30分。「土合ロープウェイ駅」のキップ売り場は長蛇の列。この先の混雑が予想されます。始発のロープウェイに乗って天神平に到着。今回もやっぱりガスッています。(全くモウ~)それはさておき、靴を履き直し、ステッキを整え、行列のあとに続きます。
天神尾根からの合流地点でさらに登山者は増え、このまま山頂まで行列は途絶えることがありませんでした。トマノ耳山頂は記念撮影の行列ができています。我々も撮影を済ませ(何せガスっていて景色がまったく見えません。)そこでオキノ耳に向かいます。
取りあえずここで腹ごしらえ。と、その時、「オ~」と言う歓声が・・・・なんと一瞬ガスが取れ、一の倉沢、苗場方面の山々が姿を現しています。しかし雲の流れが速くあっという間に姿を消してしまいます。(まァ見えただけ良しとするか。)
わずかなガスの切れ間から覗く谷川岳の紅葉を満喫し、そろそろ下山開始です。
「ロープウェイで下りたい」と渋る同僚の意見を無視し、西黒尾根を下ります。(初心者禁止の立札が目に留まったみたいで・・・)
このルート、連休中にも関わらず登山客も少なくマイペースでゆっくりと下ることができ、大正解!(ただし岩場、急坂、鎖場が続きます。初心者だけのパーティーは避けた方が無難です。)
滑りやすい岩場と鎖場の連続を乗り越え、14時過ぎ無事下山。水上温泉の立ち寄り湯で汗を流し、帰途に着きました。
山小屋キャンペーン終了。結果は近々発表!お楽しみに!
大勢の皆様からご応募いただきありがとうございました。当選なされた方々には直接ご連絡申し上げますので、抽選結果は今しばらくお待ちください。
赤岳鉱泉/4名様 ・ 白馬山荘/3名様 ・ 五竜山荘/3名様 ・ 燕山荘/4名様 ・ 雷鳥荘/3名様 ・ みくりが池温泉/3名様
合計20名様
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当選通知が届いた皆様へご注意事項
有効期限は2013年の各山小屋営業期間内です。営業日等については、直接ご利用予定の山小屋様にご確認ください。
有効期限の切れたものはご使用できません。
この宿泊券は1泊2食付1名様の無料宿泊券です。個室はご利用できません。
ご利用する際は必ず、事前に予約を入れてください。その際、シナノの宿泊券を利用する旨、お伝えください。
差額が生じた場合は、宿泊窓口にて実費精算してください。
各山小屋のルールに従ってください。
この券を著しく破損したり判読不明の場合等、この券のご利用をお断りすることもありますので、大切に保管してください。
この券の換金は出来ません。有効期限内にご利用ください。
編集後記
乗鞍岳や穂高連峰からは初雪の便りが届いています。10月6~8日の3連休長野県内で13件の遭難事故が発生。今年1月からの遭難件数は233件(遭難者256人)で、早くも過去最多の発生件数であるとのこと。(信濃毎日新聞10月10日朝刊)高山はすでに冬山と秋山が同居しています。くれぐれも注意し登山を楽しみましょう。
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