低山巡り。石尊山と榛名山

低山巡り。石尊山と榛名山

辺りの山々はすっかり冬景色です。そんな中、今回は気軽に登れる低山巡りです。

12月2日、榛名山

榛名山の中で一番標高のある掃部ヶ岳(かもんがたけと読むらしいです。)に行ってきました(標高1449m)。

今回は掃部ヶ岳単独のピストン登山。2時間ちょっとで往復できる「裏山に登る」気分の登山です。

前日の雪が残る中、国民宿舎前の駐車場に車を止め、登山開始です。

硯岩からの展望です。眼下に榛名湖が望めます。

硯岩を降り、あとは林の中をひたすら登ります。途中から階段になり尾根に出るまで階段が続きます。尾根に出ると数分で山頂に到着です。

群馬側からみる浅間山は存在感がありますね。

狭い山頂は10人ほどの団体さんでにぎやかです。しばし、山頂の景色を堪能し、団体さんより先に下山開始。小走りで40分ほどで登山口に到着です。(通常下山は50分~1時間ぐらいの見当で。)

この時期いつ雪が降ってもおかしくない季節です。特に車でお出かけの方は準備万端。怠りなく。

下の写真は前日の掃部ヶ岳登山口周辺です。朝、到着と同時にパラパラと降り出した雪があっという間に積もりだしました。これ以上積もられると道路状態が不安なので、この日は早々に登山をあきらめ、伊香保温泉に下り、大正解。と言うところ。

階段の登り方

登山道の階段は一段一段足を持ち上げるのも疲れるし、歩幅も一定していないなど、ついつい、階段を避けて横側を歩いてしまいがちです。が、これってホントはよくないですね。階段は登山道の浸食を防ぐ役目もしています。階段をそれて歩くと、踏まれた跡はすぐ山道化して雨水の通り道となりどんどん浸食されてしまいます。面倒でも出来るだけ階段を歩くようにしましょう。と言うことで、ストックを使った階段の登り方です。(木で作られた木道などではストックはじかに突かないという原則。お忘れなく!)

普通に歩くように、交互にストックをついて登ればいいのですが、歩幅が違ったりして、どうもリズムよくストックをついて登ることができないような場合は、次のような登り方が便利です。

3点支持応用登り

3点支持—鎖場や危険な岩場などを登る時の登山テクニック。両手両足を4点とみて、3点はしっかり確保し身体を支え、残りの1点を移動させる登山法です。三点確保とも言います。)

●ストックを2本一緒に3~4段上に突きます。●次に階段を一歩一歩登り、ストックのついてある位置、あるいはその一段上まで上がります。この繰り返しで階段を登ると、いわゆる3点支持になるので、より安定した登り方にもなります。

単調な階段登りは結構疲れます。時々こんな登り方も取り入れて、歩いてみてください。

ここ2,3日の冷え込みで、地面はコチコチです。雪もあり、滑りそうなので、今回は先ゴムを外し石突で登ります。

浅間の中腹!石尊山(標高1667m)

11月25日、しなの鉄道信濃追分駅からハイキング気分の石尊山登山です。

(石尊山は現在の浅間山(前掛山)よりも一万年以上も前、黒斑山火山の時代にできた寄生火山です。)

歩いた距離:約15キロ、歩いた時間:約5時間30分(食事休憩含)標高差:約700m
信濃追分駅(9:00)–ゆっくり–千m登山口(9:40)—-血の池(11:05)—-山頂(12:00—12:25)—-登山口(13:50)—-そば屋で腹ごしらえ(14:00–14:30)—-信濃追分駅(14:50)

旧中山道の追分宿を通り、石尊山の登山口から林の中に入ります。ここから片道約5キロ。結構歩きでがあります。おまけに樹木に囲まれているのでほとんど見晴らしもありません。が、

見どころと言えば、血の滝、血の池、おはぐろ池・・・と何ともおどろおどろした名前の濁川源泉付近。鉄分で赤褐色に変色した源流はこの世のものとも思えない驚き!。一度見てみる価値はありますよ。

山頂付近に来てやっと浅間山が姿を現します。間近に見る浅間山は迫力があります。また、佐久平が一望できる展望も感嘆ものです。

編集後記

いよいよ冬山登山の季節です。今年の登り納めはどこにしようかナ?と悩んでいますが、悩んでいるうちに正月に入ってしまいそうです。年越し登山を計画の方々、事故のないよう十分気を付けて新しい年を迎えましょう。