立山紅葉

立山紅葉

10月6日立山雄山(3003m)登山。

黒部扇沢からトロリー、ケーブル・・・と乗り継いで、まずは行楽客でにぎわう室堂へ・・・

今回のコース

朝5時30分、室堂雷鳥荘をスタート。一ノ越から雄山を経て真砂岳まで縦走し大走りを下る一周約9,3キロの登山記です。(浄土山、別山まで歩きたかったのですが時間が足りず断念!)

雷鳥荘(5:30)—-一ノ越(6:50=7:10)—-雄山(8:20=8:35)—-大汝山(9:00)—-富士ノ折立(9:35)—-真砂岳(10:15)—-大走り—-賽の河原(11:45)—-雷鳥荘(12:20)

一ノ越までは石畳のなだらかな登りが続きますが、一ノ越から雄山山頂までは急な岩場になります。登山道もはっきりしないので、コースを見極めながら落石に注意して登ります。(岩場のストックの使い方参照)

雄山山頂の社務所は9月末で閉鎖されているので拝観料の徴収はありません。山小屋閉鎖の準備や週末に出たごみの始末で一日中ヘリコプターが飛び交っています。

立山には日本初認定の氷河があります。これたぶん氷河です?

今日は最高の見晴らし。黒部川の先に富山湾が望めます。その先は能登半島・・・

大汝山(3015m)、富士ノ折立をすぎ、真砂岳へと向かいますが、どこも山頂表示が見当たりません。

このコース結構メジャーだと思うのですが、それにしては案内板が貧弱です。道迷いにはくれぐれもご注意ください。

大走り/賽の河原から見た立山紅葉

雷鳥沢はチングルマの花柱が一面に白く輝いています。花の時期はさぞかし見ごたえがあるでしょう。

雷鳥荘も宿泊客で賑わっています。登山者がほとんどかと思えば、カメラを持った写真愛好家が多いこと多いこと・・・

夕方、みくりが池の前にはカメラを持った人の列が・・・

●みくりが池に映る立山。撮影スポットのようです。●雷鳥沢って地名になっているくらいですから、当然雷鳥にも会えます。が、行いが良くないと会えないそうですよ!(会えたのはこの一羽だけ。ホントにラッキーでした。)

岩場でのストック使用。こんな注意が必要です。

●岩場では落石を起こさないように歩くのが鉄則ですが、ついうっかりしてしまうのがストックワークです。ストックの突き所が悪いと落石を引き起こすこともあり、非常に危険です。慎重にストックの突き場所を選びましょう

●岩の隙間にストックを突くと、テコの原理で折れたり曲がったりしてしまいます。ストックを突いたあと、ストックの下段部分に抵抗を感じたら、次の動作に移らずいったんストックを元の位置に戻し、引き抜くことが重要です(次の写真参照)。

編集後記

真夏のような暑さが続いたと思ったら、北アルプス白馬岳からは降雪の便りです。

この夏はあちこちの山を歩かせてもらいました。また、山小屋にも宿泊し、登山道の荒廃が進んでいるという話もお伺いしました。ストックを使った歩き方が問題ということも・・・・。

スキー用のストックを山歩きに使用している人を時々見かけます。ストック(杖)を使うと山歩きは格段に楽になりますが、やはり登山には登山専用のストックを使用しましょう。山でスキーストックを使用するのは危険ですしマナー違反にもなります。