明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます。今年もサントレース通信をよろしくお願いいたします。
今年の第一弾は「1月15日黒斑山トレッキング」をお届けします。

黒斑山(1月15日/雪)

今回の登山行程
《登り》
7:00車坂峠出発—-7:15車坂山下り(a点)—-7:45ガレ場(b点)—-8:30槍が鞘(c点)——8:45トーミの頭(d点)—–9:15黒斑山頂
《下り》
9:30黒斑山頂—–9:38中コース分岐(e点)—- 9:55五人パーティー出会い(f点)—- 10:10家族パーティー(g点)—–車坂峠下山10:30

冬の黒斑山

まだ薄暗い朝7時前、雪がパラパラと舞う車坂峠に集合。駐車場の出来るだけ風のあたらない場所を選んで車を停めます。凍りつく恐れがあるのでサイドブレーキはフリーにして、ワイパーは立てておきます。


今回は2名で黒斑山を目指します。

(a点)車坂山下り
コースを外れて歩くのがスノーシュトレッキングの楽しみの一つ。でもアイゼンだけではチョト大変そう!!


今回は私スノーシュですが連れはアイゼン(6本爪)で挑戦です。車坂山を降りたところでアイゼン装着です。

(b点)ガレ場


槍が鞘手前の避難ドームも雪に埋もれています。

(c点)槍が鞘からトーミの頭を望む。晴れていれば浅間山が見えるのですが、今回は残念・・・

トーミの頭へのルート。唯一の危険ルートです。慎重に…


草すべり分岐点。ここを下って浅間山に向かうルートです。トレースの跡がありますが、軽装備でこのルートを下るのは無謀。冬の浅間山を目指すのであれば、天狗温泉から火山館ルートが正規ルートです。


黒斑山頂、稜線に近づき過ぎると雪庇もあるので注意しましょう。

(e地点)中コース分岐、右に折れ林の中を下ります。

(f地点)
下山中5人パーティーと遭遇。スノーシュ2名、アイゼン3名。

(g地点)子供連れ家族と遭遇。ありゃりゃ、この子ストック1本だけで登ってくるよ。歩きづらそうだなぁー

いい思い出になれば良いけどネ。(イヤガッテルみたいだったなアー。この天気じゃネェ)


ちょっとアドバイス

スノーシュトレッキングにストックは必需品です。ストックがあるとないでは大違い。それに1本だけでも駄目。バランスが取れません!やはりダブル(2本使用)が基本です。


アイゼンだけではきつそうだね。トレースの跡を辿ってもズボズボと雪にはまって、連れは難儀しておりました。


下山を始めて一時間で車坂峠、出発点に到着です。ショートカットなど雪山ならではの醍醐味を味わいながらのスノートレッキングでした。

ここで黒斑山スノートレッキングのおさらいです。

  1. 自動車で登山口まで行く場合は、車の停め方にも注意が必要です。
  2. スノーシュ、アイゼンどちらが良いか?黒斑山の場合、新雪のこの時期はアイゼンではズボズボとはまるのでちょっと歩きづらいかもしれません。6本爪でも大丈夫ですが、ところによっては足を取られるので、8本爪ぐらいであればしっかりと雪を捉えることが出来ると思う。と言う連れの感想でした。スノーシュに関しては全く問題ありませんが、幅の狭い箇所ではちょっと歩き方にテクニックを要します。今回ワカンの方がいましたが、意外とワカンという手もありかな?と思っています。
  3. ストックは必需品。バスケット(リング)は大き目の雪山用。ダブルで使用が基本です。伸縮式のストックは事前に長さ調節後しっかり固定できるか確認してください。雪山におけるバスケット不具合と長さ調節不具合はストックにとって致命傷です。
  4. 目の保護や視界確保にサングラスやゴーグルは必需品です。しかしゴーグルを使用するときは、曇らないように注意して装着してください(ゴーグルの着用法を確認してください)。いったん曇ってしまうとほとんど回復不可能。視界がきかず、全く役に立たないと思ったほうが良いくらいです。

後記

雪は降り続いてこの夜は大荒れ模様でした。翌日はたぶん新雪が50センチは積もっていることでしょう。トレースも埋もれ、たった1日で今日のようなトレッキングは出来ないでしょう。冬山は天候に大きく左右されます。コースも全く変わってしまいますので、天気予報には充分注意して計画を立て、準備万端整えて、冬山の醍醐味を満喫しましょう。

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それでは、次の更新でまた!